しっとりと美しい「First Love 初恋」の第1話。

2023年元旦、家族に勧められて宇多田ヒカル「First Love 初恋」をNetflixで鑑賞しました。この記事では第1話を分析していきます。

鑑賞を終えて、この作品はほっこりとしたリアル恋愛ものが好きな方向けなのかなと感じました。最近(?)で言えば「花束みたいな恋をした」のような。

作品の特徴の一つが、過去と現在のコントラストです。このコントラストが作品にメリハリを生み出し観る人を引き込む重要な要素になっているように感じました。

例えば、満島ひかりさん演じるヒロイン役がタクシー運転手の業務から帰り、明け方に煮卵をビールで流し込む描写からは、成人になってからの生活感がうまく表現されているように感じます。

一方で高校時代の描写は例えば学校の屋上でのシーンなど微笑ましいながらも甘酸っぱいシーンが多く、「THE青春」感が溢れています。

青春時代に結ばれた2人が、ふとしたきっかけで大人になってから再会し、関係を深めていく物語になっていくのではないかと予想します。

青春の甘酸っぱさを大人になってから取り戻していくシナリオ。そして「懐メロ」のような形で2人を繋ぎとめる宇多田ヒカルの挿入曲。この作品のメインターゲットは宇多田さんのデビューを懐かしく思うような世代かなと思います。

でも、過去と現在が折り重なっていくシナリオ、実力派俳優で固められたキャスト、さすがNetflixオリジナルといえる映像美などから、どの世代の視聴者でも満足感が得られそうだなと感じました。

1話では、劇的なストーリー展開はなかったものの、まだ明かされていないところもたくさんあって、次回から少しずつお話が紡がれていくのだろうと楽しみになる点も多かったです。

例えば、高校時代に結ばれた2人がなぜ別れることになったのか、2人はどのように再会していくのか、ヒロインと同居(保護者になっている?)している少年は何者なのか、過去描写に出てきた勉強家庭の男の子は物語にどのように関わってくるのかなどなど。

これからの展開が楽しみです!

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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